と悩んでいませんか?
こんにちは、あしゅです。
私は高校生の時に不登校になり、その後何度も精神疾患を繰り返した経験があります。
そして通信制高校卒業後大学進学を果たし、大手企業にも就職した私は現在は26歳。
今は退職してしまったものの、うつ病を治療しながらお家でパソコンを使って仕事をしています。
こんな経歴を持つ私が不登校になると引きこもりになるのは本当なのか、また引きこもりになるのを防ぐためにできることを今回はお話ししていきます。
記事の内容
・不登校生は将来引きこもりになるのかがわかる
・不登校生が将来引きこもりになるのを防ぐためにできることががわかる
Contents
そもそも『ひきこもり』とは
「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を「ひきこもり」と呼んでいます。
これは厚生労働省が定めている引きこもりの定義。
平成16年に行われた調査からこの定義が使用されており、10年以上も前から同じ定義が使用されています。
不登校生は将来引きこもりになるのか
不登校生は将来引きこもりになるのかですが、不登校経験者の私は普通に学校に行けていた人よりかは引きこもりになる可能性は高いのかもしれないなと感じています。(詳しい調査を行ったわけではありませんので超個人的主観です)
これには理由がいくつか私なりの理由があるのでここからご紹介していきます。
不登校時に植え付けられたトラウマが解消できていない人もいるから
不登校生が将来引きこもりになる理由の1つ目が、不登校時に植え付けられたトラウマ。
いじめや体罰、虐待など周囲から受けた暴力や言葉がトラウマとして心に残っている人もいるかもしれません。
私自身も何年も前に受けたハラスメントが未だににトラウマとして心に残ってしまい、その治療を病院でも行っています。
トラウマは思い出さないようにしていてもふと思い出されるもの。
そして植え付けられたトラウマが今後もまた起こるとは言い切れないと分かっていても、委縮してしまって思うように動けずストレスばかりが溜まっていく....
正直強いトラウマがある人とトラウマが全くない人とでは、周囲の人間を信じられるかどうかや失敗を恐れずに行動できる力など、様々な面で差が生まれても仕方ないのではと私が感じています。
不登校時に発症した精神疾患の治療を現在も行っている人がいるから
不登校生が将来引きこもりになる理由の2つ目が、不登校時発症した病気の治療を現在も行っている人がいるからと言う点。
精神疾患の治療スピードは人それぞれ。
数か月で完治する人もいれば何年も何十年も精神疾患と闘っている人もいます。
精神疾患を現在治療している人は働くことが難しい人も多くいるため、不登校の時に発症した精神疾患の治療をおこなうために引きこもりがちになっている人もいるかもしれません。
HSP気質を持つ人も多いから
不登校生が将来引きこもりになる理由の3つ目が、HSP気質を持つ不登校生も多いからと言う点。
そもそもHSPとは感受性が豊かで些細なことにも気が付く繊細な人のこと。
HSPの気質を持つ人は人の頼みを断れなかったり、周囲の空気を読みすぎたり、周囲の感情に流されやすかったりと言う理由で精神的な疲労を感じやすく、生きづらさを感じている人も多いです。
前に私のTwitterで行った調査でも不登校の経験のある人にHSP気質がある人が多いという結果が出ており、ストレスを溜め込みやすい気質から生きづらさを感じ、一人でいることを選択している人もいるかもしれません。
不登校生が将来引きこもりになるのを防ぐためにできること
逃げ癖を付ける
不登校生が将来引きこもりになるのを防ぐためにできることの1つ目が、逃げ癖を付けること。
逃げ癖と聞くと悪いイメージを持つ方もいるかもしれません。
ですが逃げなければ自分が損してしまう状況に陥った時、すぐに逃げられなければ精神のバランスが崩れて自分の将来に悪影響を及ぼすこともあるのです。
たとえばブラック企業に就職し安い賃金で長時間働かされているような場合、身体的にも精神的にもかなりの負担がかかってくるのは目に見えていますよね。
それなのに「仕事から逃げてはいけない」「仕事をやめるのは甘えだ」と考え働き続けるとどうなるでしょうか?
精神的なバランスを崩して精神疾患になってしまう未来すら見えてしまいますよね。
このように自分の心を守るために逃げなければならない時があったりもするのです。
「生きるのがつらい」「消えてしまいたい」そんな風に思った時は自分を優先して逃げられるように、いい意味で逃げ癖を付けるのは大切になってきます。
また逃げた後もっといい出会いが待っていることだってあり得ます。
逃げたことでいい結果をもたらすこともあるということも忘れないようにしておいてくださいね。
失敗して当たり前という考えを持つ
不登校生が将来引きこもりになるのを防ぐためにできることの2つ目が、失敗して当たり前という考えを持つこと。
不登校生の中にはプライドが高かったり、『失敗してはいけない』『いい子でいないといけない』というプレッシャーを過度に感じすぎてストレスが溜まり、学校に行けなくなってしまった人もいるかもしれません。
私が大人になって感じたのは『失敗してはいけない』という考えは自分を苦しめるだけだということ。
『失敗して当たり前なんだ』というスタンスで日ごろ過ごしていればうまくいったときは成功をこれまで以上に喜ぶことができ、少しだけでも自分に自信を付けることができます。
また『失敗して当たり前なんだ』と言う考えは頑張りすぎる自分に歯止めをかけてくれる時もあります。
減点方式ではなく加点方式で自分を評価したいと考えている人こそ、この『失敗して当たり前』という考えが重要になってきますよ。
精神疾患の治療に手を抜かない
不登校生が将来引きこもりになるのを防ぐためにできることの3つ目が、精神疾患の治療に手を抜かないこと。
不登校生の中には現在精神疾患と闘っている人も多くいると思います。
精神疾患を何度も経験してしまった私は『もう大丈夫』と勝手な自信を持って行動し何度も玉砕されてきました。
精神疾患を治療して良い方向に向かっていると『もう大丈夫かも』と過信してしまう時が来るんですよね。
しかし病院での治療が終わっていない限りは気を抜かず、これまで通り『精神疾患がある自分』として立ち振る舞ってください。
そうすることで自分の心を大切にしなければという気持ちを忘れることなく過ごすことができ、『しんどいかも』と感じた時に『もう少し頑張ろう』ではなく『一回休もう』と自分に対して思うことができます。
減薬した時にまた体調が不安定になったり、精神疾患を再発させる人も多くいます。
薬によってコントロールされていた自分のメンタルが減薬によって一気に崩れることもあるので、過信せず『休みたい』と思った時は休むというように自分の欲にできるだけ忠実に治療期間は過ごしてください。
そうすることで精神疾患を再発させるリスクを減らすことができるでしょう。
失敗体験をどれだけ減らせるかがカギとなる
記事のポイントをまとめます。
不登校生が引きこもりになりやすい理由は、①トラウマが解消できていないから、②精神疾患の治療を行っているから、③HSP気質を持つ人も多いから
不登校生が将来引きこもりになるのを防ぐためにできることは、①逃げ癖を付けること、②『失敗して当たり前』と言う考えを持つこと、③精神疾患の治療に手を抜かないこと
まとめると不登校生が将来引きこもりになるのを防ぐために大切になるのは、失敗体験をどれだけ減らせるか。
逃げるべき時に逃げないと『あぁまたできなかった』と自分を責めてしまい、『失敗して当たり前』と思っていないと失敗に気づきやすくなってしまう。
また精神疾患を何度も繰り返すとその分精神が弱い自分だということを痛感して動くのが怖くなってしまう…
このようなことからも失敗を紛らわせるために休むのは重要だったりするのです。
不登校になっている方の中には今の自分に申し訳なさを感じている人もいるかもしれません。
しかし休むべき時は休んでおかないと将来また自分を苦しめてしまうこともあるので、『今は休むべき時なんだ』と前向きに思ってあげてくださいね。