不登校生でも大学進学ができるか知りたい方へ。
と悩んでいませんか?
こんにちは、あしゅです。
私は高校生の時に不登校になりました。
当時私は進学校に通っていたのですが単位が取得できなくなってしまい、通信制高校に転校することになりました。
そして通信制高校卒業後心理学を学ぶために短期大学に進学し、その後大学へ編入学した経験があります。
今回は不登校になった後、大学へ進学し卒業できた私が『不登校生が大学受験をするときのポイント』をお話ししていきます。
本日の記事
・大学進学をしたい不登校生が今すべきこと
・不登校生が受験勉強をするときに気を付けてほしいこと
Contents
大学進学をしたい不登校生が今すべきこと
大学進学をしたい不登校生にとって一番大切なのは、高校を卒業すること(または高卒認定を取得すること)。
なぜかというと不登校中に頑張って受験勉強をして合格をもらえたとしても、高校を卒業できなければ大学に進学できないからです。
つまり、せっかく受験勉強をして大学に行ける直前まで行ったのにそこまでの努力が無駄になってしまうということです。
この点を踏まえたうえで、大学進学をしたいと考えている不登校生が今すべきことをお話ししていきます。
現在通っている学校で取得できている単位数の確認
高校を卒業するために必要な単位数を把握できていますか?
「高校に行かなくちゃ卒業できない」と漠然と思っている人もいるかもしれません。
しかし教科や不登校になった時期によって、出席すべき授業とそこまで必死に出席しなくてもいい授業があったりします。
不登校になっても頑張って学校に行こうとしていた人の場合は特に、あと数回この教科の授業に出席すればとりあえず単位は取得できるということがあるのです。
現時点でどれだけの教科の単位を取得できているのか、そしてまだ単位を取得できていない教科については後どれだけその授業に出る必要があるのか担任の先生に確認してみましょう。
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一番楽に高校を卒業できる道を探す
今の学校を卒業する以外の道を考えたことはありますか?
冒頭でもお話ししたように大学に合格しても高校を卒業しないと意味がありません。
そして「学校に行かなければ」という思いから精神疾患になると集中力が落ちたり、記憶力が低下してしまい、なかなか勉強がはかどらなくなってしまいます。
このことからも大学進学のためには精神的な安定が第一。
『今の学校にどうしても通い続けたい』という意思が特にないのであれば、通信制や他の全日制高校への転校を検討してみましょう。
『今の学校に通い続けなければ』という思いがなくなることで精神的に楽になれる部分もありますよ。
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自分の意思で大学進学したいのかを再度確認する
本当に自分の意思で大学に進学したいと思っていますか?
進学校に通っていたり、親から大学に行くことを強要されている人の場合、自分の意志ではないのに大学に行くことが義務のように感じてしまっているかもしれません。
「○○を勉強したいから大学に行く」という前向きな考えだけでなくても構いません。
大学卒の学歴がほしい、親から離れて一人暮らしをしたい、新しい自分をスタートさせたいなど、大学に行くことによってできることや受けるメリットはあります。
自分が本当に大学に行きたい理由ができれば勉強をするモチベーションも上がることでしょう。
不登校生が大学の受験勉強をするときのポイント
受験勉強よりも高校卒業に比重を置く
受験勉強ももちろん大切ですが、高校を卒業できなければ残念ながら意味はありません。
そのため自分の精神状態を守るために今の高校から転校する、精神科や心療内科に通うなど高校卒業に向けてできることをまず始めていきましょう。
受験勉強は自分の精神状態を安定させる環境を整えてからです。
苦手な勉強方法はやめる
苦手な勉強方法を続けていませんか?
不登校になった理由や自分の性格、特性などによって、自分に合った勉強方法は様々です。
競い合いながら自分のやる気を奮い立たせることができる人もいれば、誰かに見られながら勉強すると委縮してしまい思うように勉強が進まない人もいます。
学校に行けなくなってしまった分を巻き返そうと予備校や塾に通っている人もいるかもしれません。
しかし塾や予備校のように競争心が強い人たちと同じ環境にいることによってストレスが溜まり、精神的に安定して勉強ができていないのであればあまりいい勉強方法ではないかもしれません。
自分が精神的にリラックスして勉強できる環境は何か一度考えてみましょう。
妥協できるポイントを探す
大学に進学するうえで妥協できるポイントを探しておきましょう。
- できるだけ偏差値の高い大学に進みたい
- 国公立大学に進みたい
- ○○学部に進みたい
- 共学の大学に進みたい
- 一人暮らしをしたい
- 浪人せずに大学進学したい
- 短期大学や専門学校ではなく大学に進みたい
いろんな希望があるでしょう。
しかし不登校経験者の私は正直、精神的に安定して高校に通っていた学生と精神的に不安定になり不登校になってしまった学生とでは受験勉強にかけられる時間や熱量は変わってくると感じています。
そこで不登校生が大学に進学するための作戦として、志望大学を決定するうえで譲れない条件や妥協していい条件を明確にしておきましょう。
どの試験形態で受験するか決めておく
大学受験にもいろいろな受け方があるのを知っていますか?
共通テストのほかにも、推薦入試やAO入試などさまざまな受験方法があります。
特に偏差値の高い大学の場合は推薦入試やAO入試に比べ、共通テストや二次試験(前・中・後期)のレベルが高くなるのが一般的。
激戦が予想される共通テストや二次試験の受験に力を入れるのではなく、推薦入試やAO入試の受験勉強に力を入れるほうが確実だったりもします。
また共通テストはたくさんの科目を勉強しなければならないのに対し、推薦入試やAO入試の場合は数教科の受験だったり、面接や小論文のみの受験も多いです。
これまであまり学校に通えておらず、学力に自信がないという人は推薦入試やAO入試の受験がおすすめかもしれません。
得意な分野をつくり伸ばす
なんとなくで勉強していませんか?
大学受験の場合、受験する学部によって受験科目が決まっていたり、科目によって点数の比重が違うことが多いです。
つまり得意な教科があればその教科で受験できる大学の試験を受けたり、得意な教科の点数比重が大きい大学の試験を受けることによって合格できる可能性が上がるということ。
試験に使わない科目の勉強を一生懸命したとしても、その教科で受験しないのであれば勉強した時間や労力がもったいなくなってしまいます。
特に不登校生の場合、精神的に衰弱してしまっている時間もあると思います。
少しでも効率よく勉強するためにもある程度勉強する科目を絞って、得意な教科をつくっておくほうが受験の面では安心かもしれません。
まとめ 不登校生の大学受験は情報収集が命
記事のポイントをまとめます。
不登校生が大学の受験勉強をするときのポイントは、①受験勉強より高校卒業に比重を置く、②苦手な勉強方法はやめる、③妥協できるポイントを探す、④どの試験形態で受験するか決める、⑤得意な分野をつくり伸ばす
不登校生の方も不登校生を持つ親御さんにも注意しておいてほしいのが、大学受験に関する情報の収集。
大学受験は大学によって試験内容や試験日、試験場所など様々です。
行ってもいいなと思える大学があれば試験の申込期限に遅れないようにするためにも、大学ごとに試験のスケジュールをメモしておきましょう。
また試験のために県外に受験しに行く場合、ホテルなどの宿泊先を準備しなければなりません。
早めにホテルの予約をしておかないと試験の申し込みはしたのに泊まれるところがなく、余裕をもって受験会場に行けなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。
特に自分の子が初めて大学受験をするという親御さんの場合は、情報が枯渇しがちになります。
どんな受験形態があるのか、大学受験にどのぐらいの費用がかかるのか(受験料や入学金等)を知らずにいると、情報不足で受験ができなくなり合格できたであろう大学に入学できないことも考えられます。
大学受験についてのシステムや費用、親はどのような準備をしておくべきかよくわかっていないという方は一度ネットなどで調べておきましょう。
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