と悩んでいませんか?
こんにちは、あしゅです。
私は高校生の時に不登校になり、精神疾患(過敏性腸症候群・不安障害)を発症した経験があります。
当時は学校に行かなければと思いながらもどんどん不登校が加速し、親からの言葉や行動にも振り回される日々を送っていました。
先日このようなツイートをしました↓
不登校生の父親にしてほしいのは
・家事など母親のサポート
・変わりなく毎日過ごすこと
・精神的に穏やかでいること不登校生の父親にしてほしくないのは
・家族内での言い争い
・ため息や愚痴の増加
・余計な一言を放つ
・急に怒鳴る、ヒステリックになるまた詳しく話せたらと思います
— あしゅ☽・:*元不登校で鬱病の人 (@asyulog) May 18, 2021
本記事の内容
・父親が不登校の子どもへしてはいけない対応がわかる
・父親が不登校の子どもにしてほしい対応ががわかる
Contents
不登校の子どもの父親がしてはいけない対応
家族内で言い争う
不登校の子どもの父親にしてほしくないのが、家族の中で言い争うこと。
不登校になってしまった子どもは家族に対して常に『申し訳ない』と言う感情を抱いています。
学校に行けなくてごめんなさい。
いい子どもじゃなくてごめんなさい。
ここまで育ててくれたのにこんな風になってしまってごめんなさい。
このようなことを毎日考えています。
そんななか家族の仲が険悪になると不登校生の感情はもっと重たくなり、
家族がけんかをしているのは私のせいだ
私が学校に行かないから両親がけんかしているんだ
と感じるようになってしまいます。
また家族で言い争っている理由が不登校生に全く関係がなかったとしても、不登校生は自分自身に原因があると考えることもあります。
何か買い忘れて言い争っているだけであっても、
買い忘れてしまったのは自分がいい子じゃないからだ
学校に行けなくなった私のせいでストレスが溜まってミスを起こしやすくなっているんだ
親の邪魔ばかりする自分のせいで小さなことでもけんかしてしまうんだ
というような思考回路になってしまうんですよね。
自分に関係しているかではなく、家族の仲が悪くなれば全て「不登校になった自分が悪いのだ」と考えてしまうので、不登校生が抱えている心の傷を深くしないようにするためにも家族内で言い争うのはやめてあげてください。
溜息や愚痴の増加
不登校生の子どもの父親にしてほしくないのが、溜息や愚痴を吐くこと。
不登校になった子どもたちはとても敏感で親の些細な変化にもすぐに気づきます。
表面上は何もないように見えても溜息やちょっとした愚痴、いつもより大きな音を立てて動くといった行動を確認した瞬間「今日お父さんは機嫌が悪いのかな?」と考えるようになります。
それだけならまだいいのですが、全ての原因を自分にしてしまう思考の癖が不登校生にはあるので「機嫌が悪いのはきっと自分が学校に行けないからだ」と考え落ち込む原因になってしまうんですよね。
特に溜息や動作が激しくなっているときはやっている自分自身でもなかなか気づかないもの。
意識しながら溜息や動作音にも気を付ける必要があるかもしれません。
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余計な一言を放つ
不登校の子どもの父親がしてほしくないことに、余計な一言を放つこともあげられます。
不登校生の学校での状況や今の心の中を必要以上に詮索しようとしたり、わかったようにアドバイスすることで心の傷が今以上にえぐれてしまうことがあります。
不登校生が求めているのは、不登校や精神疾患を経験したことのない人からの『学校に行けるようになるためアドバイス』ではありません。
頑張りすぎてしんどくなって何をするにも怖くなっている不登校生は、『また頑張るための方法』ではなく『体と心を休ませる環境』を欲しています。(個人差アリ)
時間が解決してくれる部分も無きにしも非ずなので、アドバイスをすることよりもそっとしておく方が良薬になることが多いでしょう。
急に怒鳴る、ヒステリックになる
不登校生の子どもの父親がしてほしくないことに急に怒鳴る、ヒステリックになるという点もあげられます。
先ほどもお話ししたように不登校生は親の変化に敏感です。
不登校の子どもを育てる中で親御さんもストレスが溜まる部分があるかもしれません。しかし子どもの前で急に怒鳴ったりヒステリックになったりして、ストレスを発散するのだけはやめてあげてください。
不登校の子どもに関係のないことが原因で怒鳴ったりヒステリックになっていたのだとしても、学校であった嫌な出来事を思い出したり、「親が怖い」と感じ心を閉じる原因になりかねません。
またそうなってしまえば不登校が加速したり、精神状態が急激に悪くなる危険性が高まります。
ストレスを発散したい時は怒鳴る、ヒステリックになるといった発散方法ではなく、子どもの主治医に相談する、自分自身が精神科や心療内科に行ってみるなどした方が建設的かもしれません。
不登校の子どもの父親にしてほしい対応
家事など母親のサポート
不登校の子どもを持つ父親にしてほしいことの1つ目が母親のサポート。
良い子で育ってきた不登校生の場合、これまで率先して家族のために家事などを行っていたかもしれません。
その場合不登校になり気力が低下した今、家事が行えない状態になっていることが予想されます。
また不登校になると学校からの対応や学校への送り迎えなど、これまで必要なかった手続きや電話などに追われることも多くなります。
母親に任せきりという家庭もあるかもしれませんが、1人だけで家事から子どもの世話まで行うのは体力的にも精神的にも厳しいと思われます。
不登校の子どもをどうすべきか考える日々に精神的なストレスがかかっている時期は特に、家族で協力し支え合えるよう、少しずつでも家事や子どもの世話にお父様も参加してみてください。
そうすることで不登校の子どもが母親に対し感じていた申し訳ない気持ちが少し軽減されるかもしれません。
変わりなく毎日を過ごす
不登校の子どもを持つ父親にしてほしいことの2つ目が、変わりなく毎日を過ごすこと。
不登校生は自分以外の家族の変化を嫌います。
これもまた自分のせいで家族が変わってしまったと感じてしまうから。
不登校になった子どものために仕事をやめた方がいいのかなと考えている親御さんもいるかもしれませんが、私はあまりお勧めしません。
(あまりにも仕事が忙しくて家族の時間がない、自分の時間がほしいという場合ならまた別かもしれませんが...)
不登校生が少しずつ精神を回復するために必要なのは時間と休息できる環境。
仕事をやめる、短時間勤務に変更する、有休を積極的にとって子どもとの時間を作るなどを行うと、ある意味一人で心を落ち着かせていた時間が短くなってしまうんですよね。
家族が家にいる環境で学校を休んでいると不登校生は家族が近くにいる分、学校に行けない申し訳なさをより感じやすくなり精神的に苦しくなってしまうことがあります。
「子どもが不登校になったから子どもとの時間をたくさんたくさん作らなくちゃ」という考えが裏目に出てしまうこともあるので、これまで通り過ごすことを心がけていただければと思います。
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精神的に穏やかでいること
不登校の子どもを持つ父親にしてほしいことの3つ目が、精神的に穏やかでいること。
不登校になってしまった理由は人それぞれですが、友達との関係や部活での上下関係、先生との関係に悩み不登校になってしまった子もいます。
そのような子たちは人間不信になってしまっている可能性もあり、人と接するのが怖いと感じているかもしれません。
また学校に行けなくなった時に「甘えなのではないか」「学校に行きなさい」と厳しく叱られたことがある場合も同様に人間不信になってしまったり、自分を守るために心をふさいでしまっている可能性があります。
人間不信からトラウマ化すると長期間の休養が必要になりかねません。
心を開くために、精神的に安定するために大事なのは時間と心から安らげる環境。
家族が常にけんかしていたり、家族内の空気が悪い状態ではなかなか精神的安定は取り戻すことはできません。
なので感情のコントロールを心がけ不登校生が話しやすい環境、不登校生が申し訳ないと思わずに居られる環境を作りに取り組んでみてください。
まとめ 心を休められる環境を整備すれば不登校生は心を開ける
記事のポイントをまとめます。
不登校の子の父親にしてほしい対応は、①家事などの母親のサポート、②変わりなく毎日を過ごすこと、③精神的に穏やかでいること
繰り返し繰り返しになりますが、今不登校生が求めているのは心から休息できる場所と時間。
お父様だけでなく、お母様やご家族全員で不登校生が居やすいあったかい環境づくりをこの機会にはじめてみてください。
そして父親と母親とであまりにも不登校生への対応の仕方が違う場合、不登校生の精神は休まらないことが多いです。
一方にはもっと真剣に考えてほしいと、もう一方にはもう一方にもっと真剣に考えるようになんで言ってくれないのかと不満を感じることでしょう。
不登校の子に対する接し方の統一を家庭で行っておくと家庭がさらに安心できる環境と感じられ、不登校生も自分のことを話しやすくなるかもしれません。
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