悩んでいる親御さんはいないでしょうか?
こんにちは、あしゅです。
私は元不登校生で昼夜逆転をしていたことがあるんですが、なぜ不登校生が昼夜逆転してしまうのかを知らないで親が一方的に叱ってしまうと不登校の改善に逆効果になってしまうことがあるんですよね。
逆に不登校の子どもがなぜ昼夜逆転してしまうのかを知ることによって、子どもの気持ちを理解しやすくこれからの対策も立てやすかったりするので、今回は不登校生が昼夜逆転してしまう原因について3つお話していきます。
不登校生が昼夜逆転してしまう理由
明日への恐怖で寝付けないから
不登校生が昼夜逆転してしまう理由の1つ目が明日への恐怖で寝付けないからという点。
不登校生が毎晩何を考えているか、どんな気持ちで眠りについているのか考えたことはありますか?
実際に不登校で精神疾患も併発していた私は
「明日学校に行けなかったら親や先生からなんと怒られるのだろうか」
「また学校に行けなかったら今度こそ親に見放されてしまうのではないか」
「学校に行っておなかが痛くなったら授業中どうしようか」
などと毎晩不安にうなされていました。
こういうことをずっと考えていると頭も覚醒してきてしまってなかなか寝付けないんですよね。
また不安を感じた結果動悸や吐き気に襲われることもあるので、精神的なプレッシャーから体調不良が起こり寝られないというケースもあるんです。
今日起こった嫌な出来事を思い出して眠れないから
不登校生が昼夜逆転してしまう理由の2つ目が、明日への恐怖で寝付けないからという点。
不登校生は何かしらの悩みを抱えていることも多く、不登校であることを周りから叱られたり軽蔑されたりして気を落とすことも多いんです。
そのため不登校生は普通の学生よりもストレス量が多かったりします。
例えば不登校は甘えだといわれ心が痛くなったとか、いつ学校に行けるのかと責められ胸が苦しくなったとか、授業中指名されたけど不登校のため答えられずみんなの視線が痛かったとか、そういう風になんらかが原因でストレスが溜まっていたりします。
そうなれば寝ているときに今日あったつらい出来事を思い出してしまい、精神を病み涙が止まらなくなってしまったりして寝付けなくなるんですよね。
また涙が止まらなくなってしまった結果頭痛が来て、余計に寝れなくなることもあるんですよね。
不安な気持ちを紛らわせるための行動をしているから
不登校生が昼夜逆転してしまう理由の3つ目が、不安な気持ちを紛らわせるための行動をしているからという点。
不登校生が毎晩遅くまでゲームをしていると悩んでいる親御さんもいるかもしれません。
でもこのゲームをするという行動はただゲームが好きだからという理由のほかに、ゲームをしていると苦しい、つらい、消えたいというような感情を紛らわせるからという点もあったりします。
大人が嫌なことがあったときにお酒を大量に飲んで忘れようとしているのと少し近い感覚かもしれません。
ゲームをしたことのある人ならわかると思うんですが、ゲームをしていると時間を忘れて没頭しちゃうことってありますよね。
不登校生はつらくて眠れなかったりすると頭が起きてしまってもっとつらくなるので、少しでも消えたい気持ちやつらい気持ちを抑えるため、また時間や自分の気を紛らわせるために深夜に行動してしまうんです。
まとめ 不登校生の昼夜逆転の原因に共通しているのは不安感
本記事のまとめをしていきます。
今日起こった嫌な出来事が原因で眠れないから
不安な気持ちを紛らわせるための行動をしているから
昼夜逆転してしまう不登校生に共通しているのは不安感。
不登校生の昼夜逆転は不安からきているものだと知らずに「昼夜逆転を直しなさい!」といってももともとの不安の原因を取り除けなければ昼夜逆転はなかなか治らないんですよね。
なのでまずは昼夜逆転を治すことではなく、今ある不安感を減らすために何ができるのかを考えてみてください。
病院にいったり精神安定剤を飲んだり、子どもの話を聞く姿勢を親も持つなどできることはいろいろとあるはずです。
また昼夜逆転は生活リズム上で起こっていることなのでスパっと辞められるものではなくゆっくりと治していくものです。
親御さんはいつになったら朝ちゃんと起きられるのかとイライラしてしまうかもしれませんが、不登校生自身が前向きに不登校や昼夜逆転と向き合い始めてからが治療のスタートになるので改善に少し時間がかかると思います。
その点だけは注意しておいてください。