通信制高校に通うか迷っている不登校生へ
と悩んでいませんか?
こんにちは、あしゅです。
私は高校生の時に不登校になり、全日制高校から通信制高校に転校した経験があります。
今回は実際に全日制高校と通信制高校の両方に通っていた私が、不登校生に通信制高校がおすすめな理由をお話しします。
本日の記事
不登校生が通信制高校に通うメリットが分かる
不登校生が通信制高校に通うデメリットが分かる
どんな不登校生が通信制高校に向いているかが分かる
不登校生が通信制高校に通うメリット
学校に行く回数が少なく、通学のストレスから解放される
不登校生が通信制高校に通うメリットとして、学校に行く回数が圧倒的に少ない点があげられます。
通信制高校は全日制高校のように毎日登校する必要はありません。
通信制高校も全日制高校と同じように単位を取得し卒業しなければなりませんが、自宅学習や動画学習の時間も単位取得の一環とみなされます。
そのため基本的には家で授業を受けるスタイルになります。
また学校に行く回数が減るということは通学のストレスからも解放されるということ。
「学校に行きたくない」という気持ちから学校へ向かう道中で気分が悪くなってしまう人もいるかもしれません。
毎日のストレスから解放されると自然に心も軽くなっていきますよ。
平日の日中に通院できる
不登校生が通信制高校に通うメリットに、平日の日中に通院できる点があげられます。
通信制高校に通うと平日自由な時間が増えるので、その時間で精神科や心療内科、小児科等に通うことができます。
精神科や心療内科は平日の日中に開院していることが多いですよね。
全日制高校に通いながら平日通院する場合、学校を休んで病院に行くため単位取得の面で不利になってしまいます。
休日に病院へ行ったとしても病院付近で学校の生徒に遭遇してしまったり、診察までの待ち時間が長くなってしまったりと精神的にも身体的にも結構大変。
通院している不登校生は特に通信制高校がおすすめですよ。
全日制高校からの転校も時期関係なく受け入れてくれることが多い
不登校生が通信制高校に通うメリットとして、全日制高校からの転入がしやすい点があげられるでしょう。
全日制高校に転校する場合、転校の時期や転入試験の日に決まりがあることが多いです。
しかし通信制高校へ転校する場合は、転入日を柔軟に対応してくれるところが多いですよ。
できるだけ早く違う高校へ転校したいという人にとっては通信制高校がおすすめでしょう。
不登校生へのサポートが手厚い
不登校生が通信制高校に通うメリットに、不登校生へのサポートが手厚い点もあげられるでしょう。
通信制高校に通う生徒の中には不登校生だった子たちがたくさんいます。
そのことからも生徒一人一人に親身になってくれる先生が多く、不登校生の受け入れに積極的な通信制高校も増えてきました。
一度資料請求などをして自分に向いている通信制高校を調べてみるのもいいかもしれません。
自分の体調に合わせて自宅学習、アルバイトができる
不登校生が通信制高校に通うメリットに、自分の体調に合わせて勉強やアルバイトができる点もあげられるでしょう。
今後大学進学をしたいと考えている人や、アルバイトをしたい人と考えている方もいるかもしれません。
今学校に通ったり外出が難しいと感じている方も、少しずつ体調が改善されれば自分のやりたいことのために平日の時間を使うことが通信制高校ならできますよ。
通信制の高校にも寮付きの学校がある
不登校生が通信制高校に通うメリットに、通信制高校も寮付きの学校がある点があげられるでしょう。
意外と知られていないのが通信制高校も寮付きの学校が存在するということ。
家族関係に不安があり家を出たいと思っている人や、通信制高校のスクーリングが距離的に遠くて難しいといった場合は寮生活も視野に入れてみるのもいいかもしれません。
不登校生が通信制高校に通うデメリット
他の生徒と関わる回数が少ない
通信制高校は他の生徒と関わる回数が少ないのがメリットでもあり、デメリットでもあります。
通信制高校はスクーリングをする必要がある学校が多いですが、スクーリングの回数はかなり少ないのであまり他の生徒と会う機会はありません。
修学旅行などイベントの実施については行っている学校と行っていない学校があるようです。
学校に数回しか行かない点や通信制高校に通っている学生数が全日制高校に通う学生数よりも少ない点を考えると、通信制高校では比較的友好関係を築きにくいしれません。
完全に学校に通わなくていいというわけではない
通信制高校に通うデメリットとして、学校に全く通う必要がないわけではないという点があげられるでしょう。
通信制高校は全く通学する必要がないと思っている方もいるかもしれません。
しかし通信制高校の多くがスクーリングを年に数回行っているため、何度かは学校に行く必要があります。
スクーリングの回数は学校によって違うので、できるだけ学校に行きたくないという方はスクーリングが少ない学校を探してみましょう。
時間を管理しなければならない
通信制高校に通うデメリットとして、時間を自己管理しなければならない点があげられるでしょう。
強制的に勉強をさせられない分、卒業単位を取得するための勉強時間は自分で確保する必要があります。
通信制高校も全日制高校と同じく試験があるため、テスト勉強はしなければなりません。(私の学校の場合、そこまで試験内容は難しくなかったです)
また大学進学を目指している人は特に、自主的に自宅で勉強をする必要があります。
自分のペースで学習できる分、だらだらしてしまうと卒業単位が取れなくなってしまうことも有り得るので注意しておきましょう。
どんな不登校生が通信制高校におすすめか
対人関係に不安を感じている不登校生
他の学生と会う回数が少ないので、人間関係に不安を感じている不登校生に通信制高校はおすすめです。
不登校生の中には友人関係や教師との関係が原因で、学校に行けなくなってしまった人がいるかもしれません。
ストレスに思うことから一時的に逃げることで、精神的に落ち着けるようになる人も多いです。
人間不信になってしまった人は通信制高校に通って勉強しながら、確実に高校を卒業するという目標に切り替えるのもアリと私は考えています。
体調が安定せず学校に毎日行くのが難しい不登校生
体調が安定しない不登校生には通信制高校はおすすめです。
不安障害や起立性調節障害、過敏性腸症候群などストレスが原因で病気になってしまった不登校生にとっては毎日同じ時間に起き、毎授業席で授業を聞くのは辛いと思います。
「毎日学校に行かなければいけない」と思うことさえも不登校生にとってはストレスになってしまうので、全日制高校に通い続けると症状が悪化してしまうこともあります。
できるだけストレスを軽減し体調を優先したい人には通信制高校はおすすめです。
家庭環境がよくない不登校生
家庭環境がよくない不登校生には寮生活ができる通信制高校もおすすめです。
不登校になった原因に家庭環境が絡んでいる場合や、今の家で暮らすのが苦しいと思っている不登校生には寮生活ができる通信制高校もおすすめです。
体調もすぐれず、家庭環境も良くない場合は家でいても悪化してしまうことも考えられます。
全日制の学校で単位をいくつか取得している不登校生
『ほとんど単位は取れているのにあと少しで単位の取得ができなかった』という不登校生にも通信制高校はおすすめです。
『体調が悪い中通っていた学校を卒業しようとしたができそうにない』という不登校生もいると思います。
通信制高校は今まで通った分の単位を持ち越せることが多いので、今まで頑張って学校に通い取得した単位も無駄にはなりません。
まとめ 毎日学校に行かなければと葛藤するのはしんどすぎます
記事のポイントをまとめます。
不登校生が通信制高校に通うメリットは6つ
①学校に行く回数が少なく卒業しやすい、②平日の日中病院に通える、③転校の時期に決まりがない、④不登校生へのサポートが手厚い、⑤自分の体調に合わせて平日したいことができる、⑥寮付きの通信制高校もある
不登校生が通信制高校に通うデメリットは2つ
①他の生徒と関わる回数が少ない、②完全に学校に行く必要がないわけではない
通信制高校におすすめの不登校生
①対人関係が不安な人、②体調が安定せず毎日学校に通えない人、③家庭環境が良くない人、④全日制の学校でいくつか単位を取得している人
毎日『学校に行かなければいけない』と思い目が覚め、毎日のように学校に行けない自分を責め、親や先生からなぜ学校に行かないのかと責められる。
そして毎日『明日は学校に行かなければいけないんだ』と涙を流しながら寝る、、、
そんな生活を続けていませんか?
本当は学校に行きたくないと思っていませんか?
不登校経験者の私は、今の学校に通い続けることに固執する必要は全くなく、不登校生にはできるだけ簡単に高校卒業を目指せる環境に身を置くべきなのではないかと思っています。
社会人となった私は今、進学校に卒業の肩書は捨てました。
でも高校卒業の資格を取れましたし、不登校だったことを後ろめたく感じていることは私自身全くありません。
(参考記事)⇒24歳の私が不登校だったことを後悔していない理由6つ【学校・就活】
私は目先の『高校卒業』ではなく、『これから生きやすい未来、自分を創る』ことの方が重要だと思っています。
通信制高校の良さはたくさんあるので気になっている方は自分に合う通信制高校を探してみてください。