不登校で引きこもりになった子どもにできることを知りたいと思っている親御さんへ。
と悩んでいませんか?
こんにちは、あしゅです。
私は高校時代に不登校になり、当時は過敏性腸症候群や不安障害という精神的な病気にも陥りました。
不登校時代は親やきょうだいとの衝突もあり、自分を責める日が続き「消えてしまいたい」と思ったことも…
不登校で部屋に引きこもり、家族とも何度もぶつかってきた私が今回は、不登校で引きこもってしまう原因(子どもの心理)と子どものためにできることについてお話しします。
不登校になったとき
自分はどうなってしまったのか
何が原因で不登校になったのか
これからどうすればいいのか
学校に行きたくない気持ちをどうすべきか何もわからなかった
進んでいく同級生達と
急に立ち止まった自分怖い、不安、涙は出る、
誰も味方になってくれない不安だった、とても
— あしゅ🌙*゚@元不登校生元適応障害 (@asyulog) May 28, 2020
本日の記事
・不登校生が部屋に引きこもりがちになった原因(心理)が分かる
・引きこもりがちになった不登校生へ親ができる対策が分かる
Contents
不登校生が部屋で引きこもりがちになる原因(心理)
誰にも傷つけられたくないから
不登校生が引きこもりがちになる原因の一つが、傷つけられることを恐れているから。
これまで不登校生に「なんで学校に行けないの?」「学校に行けなくなった原因を言いなさい!」などきつく言ったことはありませんでしたか?
不登校生の中には学校に行けなくなった明確な理由が自分自身でもわからない子たちがたくさんいます。
また親に迷惑をかけたくないという理由から学校に行けなくなってしまった原因を言えない子も…
このような子たちには学校に行けなくなった原因を聞かれても返答することができず、自分自身が分からなくなり自暴自棄気味になってしまうこともあります。
不登校生は家族からの言葉のヤジにおびえて、誰の声も聞こえない自分の部屋に引きこもってしまうのです。
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何も考えなくていい時間がほしいから
不登校になり部屋に引きこもりがちになった原因に、何も考えなくていい時間がほしいからというのもあるでしょう。
学校に行けなくなると学業成績の低下や、そもそも学校を卒業できるかなど不安点も増えてきますよね。
これは子どもも同じ。
成績が落ちること、学校を卒業できるか分からないことは不登校生も十分理解しています。
しかしそれを踏まえた上でも、不登校生は精神的な疲労や落ち込みや体のだるさが勝ってしまうのです。
家族の顔を見ると家族のためにも学校に行かないとと義務感にかられますが、自分の心は「学校に行きたくない」の一点張り。
親と自分との考えの相違は永遠に埋まらず、考えることすら放棄したくなる時がきてしまうのです。
ある意味現実逃避と思われるかもしれません。
でも現実逃避をせず無理やり学校に行くと、ストレス過多から自分が分からなくなり、深刻な問題(自殺、自傷行為)に走ることもあります。
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一人で泣く空間がほしいから
不登校になり部屋に引きこもりがちになった原因は、一人で泣く空間がほしいからなのかもしれません。
家族の前では泣かないという子もいるかもしれませんが、そういう子はもしかしたら自分の部屋で隠れて泣いているのかもしれませんよ。
「元気そうに見えるのになんで学校には行けないの?」と思ったことはありませんか?
子どもの中には親に気を遣い過ぎて親に心配させまいと相談できなかったり、親の前で泣けない子も多いのです。
精神的に強そうに見えたり、真面目な子にも多いかもしれません。
部屋で引きこもりがちの不登校生に親ができること(対策)
部屋に無断で入らないようにする
不登校になり部屋に引きこもりがちになった子どもの部屋には無断で入らないようにしましょう。
子どものことを心配して子どもの部屋にたびたび訪れたり、ノックなしで子どもの部屋に入ったりしていませんか?
不登校生の子どもにとって自分の部屋が唯一、精神的にもリラックスできる場所。
不登校生に必要なのは心の休まる場所と一人で心を落ち着かせるいる時間です。
親御さんもお子さんのことが心配だとは思いますが、できるだけ一人の空間を多く作ってあげてください。
一人の時間に自分と向き合ったり、自分のこれからについて向き合う時間を作ってあげましょう。
リビングで一緒に居ることを強要しない
不登校になり部屋に引きこもりがちになった子どもにできる親の対策に、リビングで一緒に居ることを強要しないというのもあるでしょう。
不登校生にとって学校に行っていない日に家族と顔を合わせるのは辛いものです。
なぜならば、当たり前のように毎日を送っている家族に対し、世間一般から見て当たり前である学校に行くことができなくなった自分が情けなく罪悪感を感じてしまうから。
ある意味、家族といるだけでも辛いのです。
「この番組一緒に見ない?」などと一度声をかけるのは大丈夫でしょう。
しかしあまり執拗に誘わないで上げてください(一度聞いてみるぐらいでいいと思います)。
「部屋にこもるばっかりじゃなくて、少しはリビングで過ごしたら?」などと否定的に取られるような言葉を使うと、繊細な精神状態の不登校生は傷ついてしまい、家族との共有スペースに居座る時間が今以上に減ってしまう可能性さえあります。
学校に行くことを強要しない
不登校になり部屋に引きこもりがちになった子どもにできる親の対策として、学校に行くことを強要しないというのもあります。
親御さんからしても精神的に苦痛だとは思いますが、「学校に行きなさい!」と強く叱るのはやめてあげてください。
学校に行かなければいけないことは不登校生自身十分分かっています。
また家族の怒りの声がトラウマとなり、家族関係が原因で不登校生の精神状態が悪化してしまうことにも繋がりかねません。
(トラウマとなると傷が癒えるまで何十年もかかることだってあります)
何十年も先、自分が愛した子どもが自分に対して『怖い』とトラウマを抱いていると思うとどうでしょうか。
親も子もとても切なく辛いですよね….
まとめ 子どもの意思を待って
本日の記事のポイントをまとめます。
不登校生が部屋で引きこもる原因は、①傷つきたくないから、②何も考えない時間がほしいから、③一人で泣く空間がほしいから
引きこもりがちの不登校生に親ができることは、①部屋に無断で入らない、②リビングでいることを強要しない、③学校に行くことを強要しない
私が精神を病み、消えたいと毎日のように思っていた状態から精神的に立ち直ったのは、家族が理解しようとしてくれてから。
周囲が理解しようと努力してくれている姿を見て、私も体を治さないとと思えました。
結果として通っていた高校は卒業できず、通信制の高校に転校しましたが、精神的にかなり楽になり大学に通うこともできました。
不登校生自身もできることなら自分が不登校になったことで家族を苦しめたり、両親が自分のことで言い合っている姿は見たくありません。
でも何もできないのです(精神的に疲れ果てて何も考えられない、体も動かせない状態)。
少しだけでいいです。
少しだけ不登校生に時間を与えてあげてください。