不登校の子どものために共働きをやめるか迷っている親御さんへ。
と悩んでいませんか?
こんにちは、あしゅです。
私は高校生の時に不登校になり、私の親は共働きで働いていました。
不登校生だった当時の私も今の私も、親が仕事をやめなくて本当に良かったと思っています。
この理由について今回お話ししていきます。
本日の記事
不登校生ために共働きをやめた方がいいかもしれないケースが分かる
Contents
不登校生のために共働きをやめる必要がない理由
罪悪感を感じさせないため
不登校生は親が仕事を辞めると罪悪感を感じてしまいます。
不登校生は親に対して「学校に行けなくてごめんなさい」という罪悪感を常に抱いています。
そして、罪悪感を抱いているのにもかかわらず、学校に行けない自分に腹立たしさを感じ、自分を責める日々が続いています。
不登校になって親が仕事を辞めてしまうと、「自分がだめな人間だから親が仕事を辞めなくちゃいけなかったんだ」と親を巻き込んでしまったことに罪悪感を感じてしまいます。
不登校生だけの時間を確保するため
不登校生だけの時間を作ることもとても大切です。
共働きを辞めて、一時的にでも不登校生と一緒にいれる時間を作りたいと思う方もいるかもしれませんが、不登校生にとって1人だけの空間も大切です。
誰かが家にいると、「遅刻してでも学校に行かないと何か言われるかもしれない」「今親は学校に行けない自分に対して腹立たしさを感じているかもしれない」などと被害妄想を抱いてしまう原因にもなり、心が休まりません。
不登校生に大事なのは心をゆっくり休める時間と自分のことを見つめ直すための時間です。
経済的な安定を崩さないため
経済的安定を崩すと親自身も精神的に不安定になる可能性が高いです。
共働きを辞めるということは、収入が半減するということです。
収入が減って経済的不安が溜まると想像以上に精神的負担も大きくなります。
親自身も精神的に不安定になってしまうと、不登校生にも悪影響が出る場合が多いです。
不登校生の学費のため
不登校生が転校するなど学費がかさむ場合もあります。
通ってた学校に再登校できる場合もありますが、通っていた学校ではない学校に転校する人も多いです。
そうすると学費がかさむため、共働きをやめないほうがいい場合もあります。
キャリアを失わないため
親自身のキャリアを失う事は、子ども自身も罪悪感を抱きますし、親自身の精神の不安定さにつながることがあります。
キャリアが自分を安定させるためのステータスとなっている場合は、仕事を辞めると自分の存在価値がわからなくなり、精神的に安定できる日々が少なくなってしまう可能性があります。
共働きをやめる方が良い可能性がある例外
一般的には共働きをやめない方が良いと不登校経験のある私は思いますが、例外もあると思っています。
子どもが小さい場合
子どもの年齢が低く、1人で身の回りのことができない年齢の子どもが不登校になった場合は、共働きをやめることを検討する方がいいかもしれません。
小学校低学年の場合など、まだ身の回りのことが自分だけでできない年齢の場合は1人で家にいさせること自体が不安に感じると思います。
子ども自身もまだ精神的に未発達なので、親の愛情を感じながら家で愛情形成していく方が良いのかもしれないとも思います。
仕事ばかりで子どもと一緒にいれる時間がない場合
仕事が忙しすぎて子どもと接する時間が全くない人は、このタイミングで今の仕事を辞めることを検討してもいいかもしれないなと個人的には思います。
子どもにとって親からの愛着はとても大切です。
親からの愛を感じられないと自尊感情が低い子どもに育ってしまい、不登校が継続したり、悪化することもあります。
仕事も大事ですが、子どものことが1番大事というスタンスを見せてあげることで、不登校生自身も「自分は愛されていたんだ」と感じることができると思います。
また今後の為にもこのタイミングで、仕事と家庭のバランスを考える機会にしてほしいなと思います。
まとめ 子どもに罪悪感を感じさせない行動が大切
記事のポイントをまとめます。
不登校のために共働きを止める必要がない理由は、①罪悪感を感じさせない、②不登校生だけの時間を確保するため、③経済的な安定を崩さないため、④不登校生の学費のため、⑤キャリアを失わないため
共働きを止める方がいい可能性がある例外は、①子どもが小さい場合、②仕事ばかりで子どもと一緒にいれる時間がない場合
不登校生の子どもはただ「学校に行きたくない」という感情だけではなく、親への罪悪感や劣等感、焦燥感と闘いながら、毎日自分を責めています。
不登校自体を甘えだと言う論調もありますが、子どもながら周囲からの目を気にし自分の心と葛藤している子どもたちは甘えだとは思えません。
『親としてどういう接し方ができるのか』と親御さん自身も悩む日々だと思います。
とても辛い日々だと思います。
子どもは親が変わってしまうことを1番恐れています。
『できるだけ今まで通り接してほしい』それが不登校生だった私から言えるメッセージです。