学校に行けないことを親に説得したい子どもたちへ。
こんにちは、あしゅです。
私は高校生の時に不登校になりました。
当時は毎朝学校に行けないことを親から叱られ、精神的に疲れ果てていました。
大学で心理学を学び、25歳になった私が、学校に行けないことを親に説得する方法についてお話しします。
本記事の内容
不登校(学校に行けない)と親に説得する方法2つ
不登校(学校に行けない)と親に説得するときのポイント5つ
Contents
不登校(学校に行けない)と親に説得する方法2つ
不登校経験者として、私は自分一人で直接親に説得するのはあまりお勧めしません。
理由は面と向かうと親への恐怖感からか思っていたことを伝えられないからです。
また自分一人で直接説得すると、「親がヒートアップし怒られていつもと何も変わらなかった」ということも考えられます。
逆に親や自分が比較的冷静に話を聞いてくれそうな場合は、まずは自分一人で伝えてみてもいいと思います。
手紙やLINEで伝える
親を説得する方法の1つとして、手紙やLINEで伝える方法があります。
手紙やLINEで伝える方法は、文章として残るので聞いていなかったことにされる可能性も低いです。
また、説得する側もされる側も直接話すより、冷静に伝えたり考えたりすることができるのでおすすめの方法です。
第三者の大人と一緒に説得する
親を説得する方法の2つ目は、第三者の大人と一緒に説得する方法です。
大人と一緒に説得すると、説得力があり、真剣さをより伝えることができます。
自分の味方となってくれる大人を第三者として一緒に説得を試みましょう。
見方となる第三者
- 学校の先生
- 保健室の先生
- スクールカウンセラー
- 医師
- 臨床心理士
不登校(学校に行けない)と親に説得するポイント5つ
説得は自分の気持ちをぶつけることではなく相手を納得させることです。
説得に一番大事なのは準備です。
自分の考えを整理する
説得する前にまず、自分の考えを整理してみましょう。
下記のことを紙に箇条書きにして書き出してみてください。
私が高校生の時に起こった症状をもとに例を出しておきます ↓↓
①学校に行けない理由
- 学校に行くと腹痛や吐き気に襲われる
- 涙が止まらない
- 授業中、教室に5分~15分程しかいられない(理由は自分にも分からないがただひたすら不安と恐怖感がある)
②今の学校を行かないで将来どうしたいか
- 病院に通って治療したい
- 通信制の学校に転校して確実に卒業したい
- 今の学校に通わなければいけないプレッシャーから解放されたい
③親が不登校を認めない理由
- 今の学校にちゃんと行かないと卒業できないから
- 将来進学させたいから
- 学校に行けない自分を甘えだと思っているから
④親が不登校を認めない理由をどう解決するか
- プレッシャーにより、今後学校に通えず卒業できない可能性が高いから、確実に卒業するためにも通信制に転校したい
- 通信制に転校したら、自分の体調とも勉学とも向き合って体調を万全にして大学に通う
- (疑問)メンタルから腹痛が来る場合と、腸の病気で学校に行けない場合、同じ症状がでてても私だけ甘えなの?
将来を具体的に考える
親を説得するために、将来を具体的に考えましょう。
これからどうしていきたいのか具体的に説得するためには情報が必要です。
学校を辞めて通信制の学校に行ったり、心療内科に通院したいというような場合は、Webで自分が通うならどの学校や病院がいいか検索して資料を用意しておきましょう。
学校の先生は通信制の学校の情報を詳しく知っていたり、学校資料を取り寄せてくれたりすることがあります。
現在はネットから簡単に資料請求することもできますよ。
不登校を親が認めない理由を解決できるか考える
親を説得するために、不登校を親が認めない理由を解決できないか考えてみましょう。
親が学校に通えないことを甘えと思っているなら、スクールカウンセラーや保健室の先生、担任の先生に間に立ってもらい意見をもらいましょう。
「意見をもらう」とは学校の先生から見て、学校での状況や症状から、『今の学校に通い続けるのは難しいかもしれない』ということや、『病院に行ってみるのをお勧めします』というような内容のメモを書いてもらったり、直接話してもらうことを指します。
親の期待に沿えないことを伝える
説得するときは親の気持ちを理解している姿勢を見せつつも、その期待に沿えないことをきちんと伝える必要があります。
親は今自分に何を望んでいるのか考えてみましょう。
そして、すぐに実践できそうなことは行動に移し、学校に毎日通うなど今の自分にできないことは今の自分には難しいと伝えましょう。
手紙ではなく直接親と話す場合は、親に高圧的な態度を取らないように気をつけましょう。
親が話しているときは適度にうなづいたりと、真剣に話を聞いているという姿勢を見せることが大事です。
でも自分の意志が一番大事なので、
「そこまで考えてくれてて嬉しいんだけど、期待に応えられない」
「本当に申し訳ないんだけど、期待に応えられない」
などクッション言葉を使うことも共感性を高めるコツとして使えます。
最後は自分の感情と主張でプッシュする
説得をするときは、最後に自分の感情や主張で押し切りましょう。
通常の親ならここまで話すと、親も少しは理解しないとなと思ってくるはずです。
最後の最後で一番伝えたかったことをもう一度伝えましょう。
(例)
今まで毎日学校に通えない自分にどうしたらいいか分からなくて本当に辛くて苦しかった。
でもこのまま学校を卒業できないのはダメだと私も思っているし、自分の体調とも向きあいたいから、心療内科と、通信制の学校に通わせてほしい。
まとめ 親が怖い場合は一人で戦わなくていい
記事のポイントをまとめます。
不登校(学校に行けないこと)を親に説得するポイントは、①自分の考えを整理する、②将来を具体的に考える、③学校に行かないことを親が認めない理由を考える、④親の期待に沿えないことを伝える、⑤最後は感情と主張でプッシュ
自分の今の思いを紙に書きだして整理した後、ポイントを参考に手紙を書いたり、第三者と一緒に説得することをお勧めします。
学校に行かないからと親から暴力を受けたり、明らかに人権侵害に当たるような暴言を親から吐かれる場合は、学校の先生や医師、電話相談やメール相談でまず相談しましょう。
一人で抱えられる悩みのキャパシティーを超えています。
電話相談やメール相談の参考ページをはっておきますので、気になる方は見てみてください。
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