と考えた事はありませんか?
こんにちは、あしゅです。
私は今まで何度も精神疾患に陥り、何度も消えたいと思いつつも生きてきました。
現在では、精神疾患の人たちが自分の心の叫びを呟く病み垢と呼ばれる、SNSアカウントが多く使われています。
今回は、病み垢とは具体的に何なのか、精神疾患の人が病み垢を作る理由についてお話ししていきます。
本日の記事
精神疾患の人が病み垢を作る意味
精神疾患の人が病み垢を使うメリット
Contents
病み垢とは
病み垢はネガティブな自分の感情を投稿するためのアカウントのことです。
病み垢は、病みツイートばかりするアカウントを略して作られた造語です。
病み垢にもいろんな種類があり、精神疾患の人が心の叫びを書く目的として使うこともあれば、若者や学生が学校や職場であったことや、家庭であったことなどをさらけ出す場として使われていたりもします。
精神疾患の人が病み垢を作る意味
現実世界で自分の感情をさらけ出せる場所がないから
精神疾患の人が病み垢を作る理由の多くが、現実世界で自分の感情をさらけ出せる場所がないからです。
精神疾患の人は、精神疾患になってしまったこと自体に罪悪感を感じていたり、劣等感を感じています。
そのため、精神疾患の人が現実世界で自分のネガティブな発言を自由に発言できる人はほとんどいません。
「死にたい」「消えたい」と思っていても、口に出すと迷惑がかかってしまうと感じ、ストレスを溜め込んでしまっているので実情です。
それに対し、病み垢ではどんなネガティブな発言をしても、個人が特定されないため、比較的迷惑がかからないという点から、病み垢を使っている人が多いです。
本垢で自分のネガティブな投稿をしたくないから
自分の本当のSNSアカウントで、ネガティブな投稿をしたくなく、病み垢を作っている人も多いです。
本垢とは、現実世界で関わりがある人と、フォローしあっているのアカウントのことです。
自分の本当のアカウントで、ネガティブな感情を発言すると周囲に心配をかけたり、不快に思う人もいます。
そのような考えから、ネガティブな考えはネガティブなアカウントだけでしようと考え、病み垢を使用している人も多いです。
精神疾患の人と交流したいから
精神疾患の人と交流をしたいという目的で病み垢を作る人もいます。
精神疾患の人は世間から見れば少数で、世間から認知されず辛い思いをしている人が多いです。
自分の気持ちを分かってくれる人を探して、同じように精神疾患になっている人との繋がりを求めている人もたくさんいますよ。
病み垢と少し性質の違うものとして闘病垢があります。
闘病垢は、今の病気と戦うためにSNSを使って情報収集をしたり、闘病中の自分を発信していく目的で作るアカウントです。
病み垢ではなく、闘病垢を使っている人もたくさんいますよ。
精神疾患の人が病み垢を作るメリット
少しでもストレス発散になるから
自分のネガティブな感情をツイートすることで、ストレス発散につながることがあります。
精神疾患になった人には真面目な人、我慢ばかりしてしまう人が多いです。
真面目な人はストレスを発散するのが苦手で、ストレスを抱え込んでしまった結果、精神疾患になってしまっています。
現実世界で自分の考えを自由に発言できない人は、病み垢を使って、自分の感情を解放し、ストレスを溜め込まないようにすることもおすすめですよ。
リプライやDM等に励まされる事があるから
リプライやDM等で同じような境遇の人から励まされると、自尊感情が安定します。
精神疾患になった人の多いのは自信を失っている人、自尊感情が低くなっている人です。
「誰にも必要とされていないんだ」と感じている人もいるかもしれません。
病み垢を使っていろんな人と交流する中で、リプライやDMをもらい、励まされたという人も多いですよ。
人の考えを取り入れられる
病み垢を作ることで、いろんな人の考えを取り入れることができます。
精神疾患になって病み垢を作っている人の中にもいろんな人がいます。
精神疾患の人の投稿を見て、新たな発見をすることも多いですよ。
劣等感が少し軽くなる
同じように精神疾患になった人の病み垢を見て、劣等感が少し軽減される人も多いです。
精神疾患になって病み垢を作っている人は、劣等感が強い人が多いです。
現実世界では精神疾患になり何もできない状態の自分と、楽しく過ごしている周囲を比べてしまい、多くの人が自信をなくしているかもしれません。
同じように精神疾患の人の病み垢を見て、「辛いのは自分だけじゃない」と思え、劣等感が少し軽くなることもありますよ。
居場所ができる
精神疾患になり、病み垢を作っている人の中には、「居場所ができた」と感じている人もいるかもしれません。
人間なので精神疾患の人同士でも、合う合わないがあります。
自分の感情を理解してくれる人が見つかれば、仲良くなって居心地の良い場所をネット上で作ると人もいます。
まとめ 病み垢を取り上げないで
記事のポイントをまとめます。
精神疾患の人が病み垢を作る理由は、①感情をさらけ出せる場所がないから、②本垢でネガティブな投稿をしたくないから、③精神疾患の人と交流したいから
精神疾患の人が病み垢を作るメリットは、①ストレス発散になるから、②励まされることがあるから、③他の人の考えを取り入れられるから、④劣等感が和らぐから、⑤居場所ができるから
精神的に安定している人から見ると、精神疾患の人が発言している投稿内容を見て、衝撃を受けることもあるかもしれません。
特に、お子さんが精神疾患になっている場合は、親御さんが不安になって子どもの病み垢を探し出そうとしたり、スマートフォンを取り上げようとする人もいます。
しかし、そのような行動しても、お子さんの精神疾患の解決には繋がりません。
「現実世界で頑張ってほしい」と言う願いもあるかもしれませんが、自分の気持ちを発散できる場所がないと、現実世界で頑張れないと私は思っています。
そして、ストレスが発散でき、幸せに少しでも近づけるのであれば、発散する場所は現実であれ、ネットであれどちらでもいいとも思っています。
ストレスを少しでも軽くするため、自分と見つめ合うためのツールとして病み垢を使っていることを認めてあげてほしいと私は強く願っています。
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